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子どもの歯並び改善!プレオルソ矯正の7つのメリット

矯正治療コラム

子どもの歯並びが気になったら考えたい「プレオルソ矯正」とは

お子さんの歯並びが気になり始めたら、早めの対策が大切です。特に4〜10歳の時期は、顎の骨が成長途中であり、将来の歯並びを左右する重要な時期となります。

プレオルソ矯正は、そんな成長期のお子さんに最適な予防矯正方法です。従来のワイヤー矯正とは異なり、取り外し可能なマウスピース型の装置を使用します。

プレオルソ矯正の最大の特徴は、歯を強制的に動かすのではなく、お口周りの筋肉や機能を改善することで、自然な歯並びへと導くアプローチです。特に子供の歯並びが悪くなるのは、口呼吸や指しゃぶりなどの「悪習慣」が原因となることが多いため、そうした悪習慣も改善させる方向に働きかけるプレオルソ矯正は効果的な治療となります。

当院では、お子さんの成長に合わせた最適なタイミングでプレオルソ矯正を提案しています。歯並びが気になり始めたら、まずは相談にいらしてください。

 

プレオルソ矯正が注目される理由

近年、子どもの歯並び改善方法として「プレオルソ矯正」が多くの歯科医院で採用されるようになりました。その背景には、従来の矯正治療とは異なるアプローチがあります。

プレオルソ矯正は、80年以上前から使われてきた「機能的顎矯正装置」を新素材のマウスピースに改良した矯正方法です。歯並びの問題を根本から解決するために開発されました。

歯並びが悪くなる原因は、遺伝的な要素だけではありません。口呼吸や舌の位置、食べ方など、日常的な「機能」の問題が大きく影響しています。プレオルソ矯正は、これらの機能を改善することで、歯並びの悪化を予防し、正しい成長を促します。

特に注目すべきは、プレオルソ矯正が「痛み」をほとんど伴わない点です。お子さんにとって、痛みは大きなストレスとなりますが、プレオルソ矯正ならその心配がありません。

さらに、取り外しができるため、食事や歯磨きの際に不便を感じることもありません。また就寝時の使用がメインになるため、お子さんの生活リズムを大きく変えることなく、歯並び改善に取り組めるのです。

 

プレオルソ矯正の7つのメリット

プレオルソ矯正には、従来の矯正治療にはない多くのメリットがあります。お子さんの成長期に合わせた効果的な治療法として、以下の7つのメリットが挙げられます。

1. 痛みがほとんどない

プレオルソ矯正は、柔らかいシリコン素材でできているため、装着時の痛みがほとんどありません。従来のワイヤー矯正では、歯に圧力をかけて動かすため歯の移動の際に痛みを伴うことや、装置が唇や頬の内側に当たることで口内炎や傷ができてしまい、辛いとおっしゃる方も多くいらっしゃいます。プレオルソはお口周りの筋肉を鍛えることが目的で、柔らかい装置のため痛みの心配がほとんどないのです。

お子さんが「痛い」と感じると、治療に対する抵抗感が生まれ、嫌がってしまうと治療はうまくいきません。プレオルソなら、そうした心配なく治療を進められるでしょう。

 

 

2. 取り外しができる

プレオルソ矯正の大きな特徴は、装置を自由に取り外せることです。装着時間は日中1時間と就寝中のみなので、学校生活や友達との時間を気にせず過ごせます。

食事や歯磨きの際にも影響を与えないので、食べ物が詰まる心配もなく、口腔内を清潔に保ちやすいというメリットもあります。お子さんの生活リズムを大きく変えることなく、矯正治療を進められるのです。

お友達に気づかれることもほとんどないため、目立つ装置に抵抗をもったりすることもありません。

 

3. 歯並びの悪化を予防できる

プレオルソ矯正は、顎の成長を促す効果があります。成長期のお子さんの顎を適切に発達させることで、永久歯が生えるスペースを確保し、将来的な歯並びの悪化を予防できるのです。

特に、永久歯に生え変わる前の時期(4〜10歳)に始めることで、高い効果が期待できます。この時期は顎の骨がまだ柔らかく、成長途中であるため、外側から歯列を押さえつける力を排除して、適切な刺激を与えることで理想的な発育を促すことができるのです。

 

お子さんの将来の歯並びを左右する悪習慣の改善

歯並びが悪くなる原因として、遺伝的な要素だけでなく、日常的な悪習慣が大きく影響していることをご存知でしょうか。プレオルソ矯正は、これらの悪習慣を改善する効果も期待できます。

 

4. 口呼吸の改善

口呼吸は、歯並びに悪影響を及ぼす代表的な習慣です。本来、人間は鼻で呼吸をするのが自然ですが、様々な理由で口呼吸が習慣化してしまうことがあります。

口呼吸が習慣化すると、舌の位置が下がり、上顎の発達が妨げられます。その結果、上顎が狭くなり、歯並びが悪くなってしまうのです。

プレオルソ矯正は、正しい舌の位置と鼻呼吸を促すよう設計されています。装置を装着することで、自然と鼻呼吸が促され、口呼吸の習慣を改善する効果が期待できるのです。

あるお子さんの例では、プレオルソ矯正を始めて3ヶ月ほどで、夜間の口呼吸が改善し、睡眠の質も向上したというケースもあります。口呼吸の改善は、歯並びだけでなく、全身の健康にも良い影響を与えるのです。

 

5. 舌の位置や飲み込み方の改善

正しい舌の位置は、上あごに軽く触れている状態です。しかし、多くのお子さんは、舌が下がった状態や、前に出た状態で過ごしています。

また、飲み込む際に舌を前に出す「舌突出癖」も、歯並びに悪影響を及ぼします。これらの習慣が続くと、前歯が前に出たり、すきっ歯になったりする原因となるのです。

プレオルソ矯正では、装置の形状により、自然と正しい舌の位置を身につけることを促します。また、MFT(口腔筋機能療法)と呼ばれるトレーニングも併用することで、舌の使い方や飲み込み方を改善していきます。

 

プレオルソ矯正で得られる長期的なメリット

プレオルソ矯正の効果は、単に歯並びを整えるだけではありません。お子さんの将来の口腔健康に大きく貢献する長期的なメリットがあります。

 

6. 将来の矯正治療の負担軽減

プレオルソ矯正を行うことで、将来的な矯正治療の必要性が軽減されることがあります。早期に歯並びの悪化を予防し、顎の発達を促すことで、永久歯が生えそろった際の歯並びが改善される可能性が高まります。

仮に将来的に矯正治療が必要になったとしても、その期間や費用、身体的負担が大幅に軽減されることが期待できます。抜歯の必要性が減ったり、治療期間が短くなったりするケースも少なくありません。

あるお子さんの例では、プレオルソ矯正を行ったことで、将来的な矯正治療が不要になったというケースもあります。もちろん、すべてのケースでそうなるわけではありませんが、早期に対策を始めることで、将来の選択肢が広がることは確かです。

 

 

7. 後戻りしにくい

通常の矯正治療では、治療後に「後戻り」が起こることがあります。これは、歯を動かしても、その原因となる悪習慣が改善されていないために起こる現象です。

プレオルソ矯正の大きな特徴は、歯並びが悪くなる根本的な原因である「機能」の問題を改善することです。口呼吸や舌の位置、飲み込み方などの悪習慣を改善することで、後戻りのリスクを大幅に減らすことができます。

歯並びの問題を根本から解決するアプローチは、長期的な安定性をもたらします。一時的に歯を動かすだけでなく、正しい口腔機能を身につけることで、生涯にわたって健康的な歯並びを維持できる可能性が高まるのです。

 

プレオルソ矯正の治療の流れ

プレオルソ矯正を始める際には、どのような流れで治療が進むのか気になるところですよね。ここでは、当院でのプレオルソ矯正の一般的な治療の流れをご紹介します。

 

初回カウンセリング

まずは、お子さんとご一緒に当院へお越しください。初回のカウンセリングでは、お子さんのお口の状態や気になる点についてお伺いします。

この段階では、お子さんのお口の中を拝見し、プレオルソ矯正が適しているかどうかの初期判断を行います。また、ご家族の不安や疑問にもお答えし、治療の全体像をご説明します。

 

 

精密検査

プレオルソ矯正が適していると判断された場合、より詳細な検査を行います。お口の中の写真撮影、レントゲン撮影、口腔内スキャンによる歯型の採取などを行い、お子さんの現在の状態を正確に把握します。

これらの検査結果をもとに、お子さん一人ひとりに合った治療計画を立てていきます。検査は痛みを伴わず、お子さんの負担にならないよう配慮して進めます。

 

治療計画の説明と装置の選択

検査結果をもとに、具体的な治療計画をご説明します。治療期間や費用、ご家庭での注意点などについても詳しくお伝えします。

ご納得いただけましたら、お子さん専用のプレオルソ装置を選択します。お子さんの歯型をもとに、最適なサイズと形状の装置を選択します。

 

装置の装着と使用方法の説明

装置が完成したら、実際に装着していただきます。装着感や違和感がないか確認し、必要に応じて調整を行います。

装置の使用方法や装着時間(日中1時間と就寝中)、お手入れの方法などについて詳しくご説明します。また、MFT(口腔筋機能療法)のトレーニング方法についても指導します。

 

 

定期的な経過観察

装置の使用を開始したら、定期的に通院していただき、経過を確認します。通常は1〜3ヶ月に1回程度の通院が必要です。

経過観察では、装置の使用状況や効果を確認し、必要に応じて装置の調整や新しい装置への交換を行います。また、お子さんの成長に合わせて、トレーニング内容の見直しも行います。

 

プレオルソ矯正で注意すべきポイント

プレオルソ矯正は多くのメリットがありますが、いくつか注意すべきポイントもあります。治療を検討される際には、以下の点もご理解いただくことが大切です。

装着時間の遵守が重要

プレオルソ矯正の効果を最大限に引き出すためには、指定された装着時間(日中1時間と就寝中)を守ることが非常に重要です。特に就寝中の装着は、効果に大きく影響します。

お子さんだけでなく、ご家族の協力も必要となります。特に小さなお子さんの場合は、保護者の方が装着状況を確認し、サポートしてあげることが大切です。

 

すべてのケースに適用できるわけではない

プレオルソ矯正は、多くのケースで効果を発揮しますが、すべての歯並びの問題に適用できるわけではありません。特に重度の歯列不正や骨格的な問題がある場合は、他の矯正方法が必要となることもあります。

当院では、初回のカウンセリングと精密検査の結果をもとに、お子さん一人ひとりに最適な治療法をご提案します。場合によっては、プレオルソ矯正と他の治療法を組み合わせることもあります。

 

歯並びの調整には限界がある

プレオルソ矯正は、主に歯並びが悪くなる原因となる「機能」の改善を目的としています。そのため、すでに生えている歯を大きく動かす効果は限定的です。

特に永久歯が多く生えそろった後では、細かな歯の位置調整には限界があります。そのような場合は、プレオルソ矯正の後に、必要に応じて他の矯正治療を行うことも検討します。

 

プレオルソ矯正後の歯並び改善オプション

プレオルソ矯正は、お子さんの成長期に歯並びの悪化を予防し、正しい口腔機能を育むための治療です。しかし、すでに永久歯が生えそろい、歯並びに問題がある場合は、追加の矯正治療が必要になることもあります。

 

マウスピース矯正(インビザライン・ファースト)

プレオルソ矯正の後、さらに歯並びの調整が必要な場合は、マウスピース矯正が選択肢の一つとなります。特に、当院では子ども向けのマウスピース矯正「インビザライン・ファースト」を提供しています。

インビザライン・ファーストは、成長期のお子さん専用に設計されたマウスピース矯正システムです。透明なマウスピースを使用するため目立ちにくく、取り外しも可能なので、お子さんの学校生活や活動に支障をきたしません。

プレオルソ矯正で口腔機能が改善された後に行うことで、より効果的かつ安定した歯並びの改善が期待できます。

 

ワイヤー矯正

こちらもプレオルソで改善しきれていない歯並びの問題がある場合は、ワイヤー矯正が適している場合もあります。最近では、従来の金属ブラケットだけでなく、白いブラケットやセラミックブラケットなど、目立ちにくい装置も選択できるようになっています。

当院では、お子さんの年齢や歯並びの状態、ライフスタイルなどを考慮して、最適な矯正方法をご提案します。プレオルソ矯正で機能面の改善を行った後にワイヤー矯正を行うことで、治療期間の短縮や後戻りのリスク低減が期待できます。

 

まとめ:お子さんの健やかな成長のために

プレオルソ矯正は、お子さんの歯並びを改善するための優れた選択肢です。痛みがほとんどなく、取り外しができるため、お子さんの負担が少ないという大きなメリットがあります。

特に4〜10歳の成長期に始めることで、顎の発達を促し、将来的な歯並びの問題を予防できる可能性が高まります。また、口呼吸や舌の位置など、歯並びに悪影響を及ぼす習慣の改善にも効果的です。

プレオルソ矯正の7つのメリットをおさらいしましょう:

 ①痛みがほとんどない

 ②取り外しができる

 ③歯並びの悪化を予防できる

 ④口呼吸の改善

 ⑤舌の位置や飲み込み方の改善

 ⑥将来の矯正治療の負担軽減

 ⑦後戻りしにくい

お子さんの歯並びが気になる場合は、まずは当院にご相談ください。浅草橋駅前歯科 矯正歯科では、お子さん一人ひとりに合わせた最適な治療プランをご提案します。

早期に適切な対応を行うことで、お子さんの健やかな成長と美しい笑顔をサポートします。土日も診療しておりますので、お仕事でお忙しい保護者の方も安心してご来院いただけます。

お子さんの将来の歯並びと健康のために、ぜひ一度無料矯正相談にお越しください。

浅草橋駅前歯科 矯正歯科では、お子さまの歯並びに関するご相談を随時承っております。お気軽にお問い合わせください。